これだけでOK!液晶モニターのスペック・単語を知ろう!
スペックの見方
液晶の種類って?
液晶には,IPS,VA,TNという三種類があります.
そのうち,TNパネルは,視野角が狭く,色の再現性も悪いことが多いので,廉価機に使われます.
逆に,IPSパネルは,真横から見れるほど視野角が広く,画質も良いので,最近まで高級機にしか使われませんでした.
VAパネルは,IPSとTNの中間で,IPSの低価格化で,最近は採用例が減っています.
なお,IPSには改良版もあり,PLS(by Samsung),AH-IPS(by LG),LTPS(by Japan Display)などがあります.
IPS・VA・TNは,みんなTFTだ!
TFTは,駆動方式のことで,TFT以外はもうありません.(例外除く)
もともとは,アクティブマトリクス方式(TFT)と,単純マトリックス方式で分類していました.
このうち,アクティブマトリクス方式(TFT)が発展したので,IPS・VA・TNの全てが含まれます.
単純マトリックス方式は,1990年代にほぼ消滅しました…
ピポットにしよう!
また,ピボット機能は,デュアルモニターなら,付けておくと作業が格段に楽になります.
どちらかと言うと,23inchでは,縦に高すぎて視線移動が疲れるので,1920×1200で,20inchくらいなら理想的なのですが…
今は,縦に長いサイト,コードが圧倒的に多いので,スクロールしなくても良い分だけ使い勝手が良いです.
また,XPERIA TABLET Zなどように,フルHD(1920×1080)のタブレットでも,縦で見やすいサイトが増えています.
(サイト制作用語で,レスポンシブデザインと呼んでいます)
それより,やや広い1200の幅は,かなり理想的だと思います,
ピボットならIPSにしよう!
使ってみて感じるのは,高視野角ならIPSが無難だということです.(DELLの高級機などのVAも優秀ですが…)
ピボットは,画面の縦横を逆にする分,視野角が狭いと使い物になりません.
TNでピボットは,絶対にやめたほうがいいですよ.
2系統は欲しい!
入力端子数は,後から効いてきます.
最低でも,RGB+HDMI or DVI-Dはないと,後々困ります.
予算が許すなら,RGB + DVI-D + Displayport + HDMI×2くらいあると安心です.
なお,DVI-D,HDMI,Displayportの三種類は,相互に変換することも可能です.
VESAサイズにも注意!
VESA対応は,モニターアームに必要です.超薄型以外なら,ほぼ対応しています.
ところが,機種によっては,下についているなど,どう考えても使えない位置のものもあります.
また,LG製の一部など,100×100サイズに非対応のVESAに対応のこともあるので,注意してください.
公式サイトだけでなく,レビューでも確認したほうが無難ですよ.
画質・色味も大事!
そして,ディスプレイに大事なのは,画質です.(当然ですね…)
一番安心できるのは,プロの現場で使われているEIZOですが,かなりお高い…
LG製(特に,1.5万円以下)や,中国メーカー(AOC)などでは,ぱっと見は綺麗なことが多いです,
しかし,色味がおかしいことが多い上に,酷すぎて調整不可能な例も多いです.(IPS231も)
コントラスト比は気にし過ぎない
コントラスト比(明暗比)は,白黒をどこまではっきりさせられるか?ということです.(大雑把ですが…)
ただし,メーカーによって測定法が異なったり,拡張コントラストという輝度を上げて対処する方法があったりします.
そのため,カタログ値を気にし過ぎないほうが無難です.
私の経験でも,ほぼ同一値のLG製とEIZOブランドを比較して,唖然としたことがあります.
公称スペックよりも,レビューを参考にするか,実際に展示機を見たほうが安心です.
グレア・ノングレアは,お好みで
グレア=光沢か,ノングレア=非光沢か?で論争が起きることがあります.
光沢のほうが,ぱっと見では綺麗に見えることが多いと思います.
一方で,蛍光灯などの反射光が気になりそうなら,予めノングレアにしておけば良いのではないでしょうか?
参考になるサイト
IGZOについて:IGZOとは何か?
液晶メーカー:液晶モニターのメーカー15社を簡単に比較してみた
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