【長期レビュー】人気No,1のWimaxルーター Aterm PA-WM3800R
最近は,MVNOやWimaxを利用する人も増えて来ました.
ところで,今回レビューするのはNECが発売するWimaxルーターAterm PA-WM3800Rです.
2013年3月に購入し,地方中核都市で3ヶ月間使用してのレポートです.
(2014年現在は,WiMax2+(UQ WiMAX公式)の方が魅力的ですけど…)
前モデルのWM3600RやUroadの機種も使用しているので,比較も交えてとなります.
契約は,最安と思われるソニー系のSo-netにしました.
(後にBIGLOBE WiMAXへ移行)
開梱レビュー
使い勝手・感度
わずかに80gで,リモート起動対応,Wimaxの高速通信を使える魅力的なモバイルWi-Fiルーターです.
また,NEC製で,地味ながら日本製であるのも良い点です.(Uroadは韓国製)
ちなみに,リモード起動は,Bluetoothを利用しています.下の動画のように,スマートフォンやタブレット(Android・iOS)だけで起動できます.WM3800Rを触らなくて済むので,バックに仕舞いこんでおいてもすぐに使えます.
専用アプリ(Android)⇒ Aterm WiMAX Tool for Android
固定回線代わりには?
クレードルも付属していますし,電波状況の良い所であれば実用的な速度です.都市部での一人暮らしなどに最適ではないでしょうか?
据え置きで使うのならば,ロングライフ充電と自作アンテナをおすすめします.
ロングライフ充電
電池の充電を70%に抑えることで,リチウムイオン電池の劣化を防ぐ機能です.
リチウムイオン電池は,満充電や完全放電が続く状態にとても弱いので,据え置きにするのであれば必ず利用してください.
設定画面へは,http://192.168.0.1/ へアクセスすることで,簡単に設定できます.
自作アンテナ
なお,家で据え置きで使用する場合は,自作の簡易アンテナを使うと感度向上が期待出来ます.
丸みのあるお皿をアルミ箔で覆い,パラボナアンテナと同じ原理で前面にWM3800Rを置きます.すると,若干の感度が上がります.
窓際に置いても感度や通信速度に不満を感じる場合に,ぜひ試してください.
外付けルーター
Wi-Fiの出力は弱いので,Wi-Fi専用のルーターを接続しています.
クレードルからLAN接続だけでいいので,簡単ですよ.
詳しくは,⇒WIMAX室内で電波弱い!を解決!
デザイン
プラスチッキーですが,さほど安っぽさを感じません.
小さく,薄く,軽いので存在感を主張しませんし,ボタンも割りとお洒落に配置しています.
WM3600Rとの比較にもなりますが,WM3800Rはフラットで,小さなガラケーと同じくらいのサイズです.そのため,バックのポケットに突っ込みやすくなりました.
有機ELの画面は,明るい所でもそこそこ視認可能です.(直射日光は無理)
他機種と比較
比較対象:WM3600R (WM3800Rの前モデル)
デザイン面では確実に進化しました.小さく・軽く・洗練されたので,女性でも違和感を感じにくいと思います.
一方で,受信感度やバッテリー性能は明らかに低下しています.
例えば,WM3600RとWM3800Rを同時に使用すると,WM3800Rでは電波が1本分低い上に,通信速度も7割ほどしかない印象です.
韓国製通信速度計測アプリのLTE 速度測定(LTE、WIFI、4G、3G)(Google Play)の結果では,平日正午に平均12Mbps出る(WM3600R)地域で,8~10Mbpsで安定しない結果が出ています.
(参考までに,この地域の3Gの速度は3~5Mbps,Xiでは8~10Mbps前後,ADSLで10~17Mbps,光回線で30Mbps)
筐体の小型化のためにアンテナも小型化するなどしたためと思われます.しかし,都心など以外の地域では小型化によるメリットより,感度低下のデメリットが大きいのではないかと思います.
なお,バッテリーは,連続稼働時間が7時間強しか持たず,WM3600Rと比べると体感で1~2割落ちたと感じています.起動時間の短縮などの改善があるものの,不満の一つです.
一方で,デザイン以外での改善点もあります.
- クレードルを付属するようになったこと
- 起動時間が短くなったこと(60秒⇒6秒)
- ディスプレーがついたこと
WM3600Rのときは,クレードル(PA-WM06C)が別売りでした.(セットモデルもあり) ,WM3800Rならクレードル (PA-WM08C)が付属するので,追加出費が要らない点でも魅力的です.
また,高速復帰モードでも,15秒⇒6秒に短縮されました.10秒を超えるとイライラしやすいので,大きな改善点だと思います.
Wimaxについて,端末からの始め方
Wimaxは,携帯電話のようにポストペイドのSIMのような契約が必要ありません.本体から,クレジットカードの登録だけで利用することができます.
つまり,未契約状態のWimaxルーター”WM3800R”持っていれば,今すぐに利用を開始することができます.
やり方は,ルーター側の電源を入れ,PCやスマホ・タブレットなどとWi-Fiで接続し,ブラウザを起動します.
すると,どのアドレスと打ち込んでもUQ WiMAXのポータルサイトに飛ばされます.そして,UQ WiMAX(本家)か,MVNO(So-netやDTIなど約50社)と契約となります.1日(24h)プランが600円から使用出来るので,緊急に高速回線が必要になった時にも便利です.
参考までに,こんな画面です.(リンク)
購入方法
回線込みで契約する方法と,白ロムを購入してから契約する方法の2通りがあります.
白ロムで購入する場合,Amazonで販売しています.
ただし,長期間(1年以上)使うのであれば,MVNOのキャンペーンを利用し,回線込みで購入したほうが大抵は安上がりです.
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