【レビュー】RADEON HD7770を使ってみた!! 4画面対応だが…
AMD Radeonで、1万円前後にして、コスパ最強のHD7770.
搭載グラボの中でも特に割安だったGIGABYTE GV-R777OC-1GD REV2.0/Aを購入しました.
本格的なゲーマーではない、一般ユーザー視点でレビューしてみます.
開梱レビュー
ありきたりですが、まずは開梱レビューを。
GigabiteのRadeon系GPUらしいパッケージ.
Windows8にも対応で,搭載メモリは1GB.
最近は2GBも多いですが,特殊用途でなければ不要だと感じます.
ちなみに,パッケージサイズは,意外と大きめ.
15.4インチのノートPCと同じくらいの大きさがありました.
Nexus7を置いてみましたが,これだけの差があります.
裏面は多言語で,スペックが書かれています.
回路幅は28nmで,Ultra Durable 2規格に準拠しています.
Gigabite独自の低損失・温度管理技術らしいです.
Gigabiteなので,正規代理店はCFD販売です.
DRAMなんかでも有名ですが,バッファローと同じグループです.
あと,保証期間は1年間ですね.
付属品は,ドライバーCD,説明書,電源変換ケーブルです.
密封されている訳ではないので,開梱されてても分かりません(汗)
本体は,静電気防止処理がされた袋に入っています.
見ての通りですが,ファンはかなり大きめです.
10cmファンなので,グラボとしては小さいくらいですが(笑)
高負荷でなければ,殆ど回らず静音なので,良かったです.
使用感
重いゲーム以外なら十分
FF14をFullHDで快適にプレイする…のは,絶対に無理です.
また,重いレンダリングや,3D処理には向いていません.
とは言え,Blue-ray再生・FullHDの2画面再生くらいは簡単にできます.
そもそもこのGPUの魅力は,そこそこの性能と消費電力だからです.
しかも,中級機の性能でエントリーモデル並みの価格.
ライトユーザーには,十分ではないでしょうか?
4画面出力は条件付き
これを知らずに買って損しました.
出力端子は4つありますが,残りの2つはDisplayport専用です.
DisplayportをHDMIに変換しても,最大2画面までしか出力できません.
原因は,Displayportでは不要なクロックジェネレーターというパーツを2つしか搭載していないためです.
(AMD Radeonの仕様)
一方,ライバルのNVIDIA GeForce系では可能です.
そのため,GeForce GTX 650Tiを買い足しました.
詳しくは,”4画面出力に使おう”を参考にどうぞ!
スペック
搭載GPU | ATI RADEON HD 7770 |
メモリー | GDDR5 1024MB |
モニター端子 |
|
バスインターフェイス | PCI Express 3.0 x16 |
最大解像度(D-SUB) | 2048×1536 |
最大解像度(デジタル) | 2560×1600 |
本体サイズ | 42×212×137 mm |
消費電力(目安) | ~100W |
電源容量(目安) | 450W 以上 |
サイズは,2段分のスペースをとります.
そのため,殆どのPCでは,PCI-E 1.0が潰れるのではないでしょうか?
電源供給が必要なので,電源BOXからケーブルを繋がなくてはいけません.
一般的な6ピンですが,4ピンからの変換ケーブルも付属します.
他機種と比較
Intel HD4000の4倍の性能
デスクトップPCで高性能CPUといえば,Intel Core i7-3770K.
そして,内蔵GPUは,Intel HD 4000になります.
ところが,Radeon HD7770の1/4の処理能力しかありません.
処理能力が上がったとはいえ,比較になりませんね(笑)
GeForce GTX 650 Tiより,やや劣る
先ほど紹介した”GeForce GTX 650Ti”より,2割ほど性能が落ちます.
ただし,価格はずっと割高なので,”コスパ”は悪いですが…
もう少し出せるなら,GeForce 650 Ti Boostのほうがお得感が強いです.
ベンチマーク比較
大手のベンチサイトから拾ってきました.
ちなみに,GTX 780 Tiは,10万円以上のハイエンドです.
(2014年春では,個人・ゲーマー向けの最高性能モデル)
Intel HD 4000 | 457 |
Radeon HD7770 | 2156 |
GeForce GTX 650 Ti | 2704 |
GeForce GTX 650 Ti BOOST | 3568 |
GeForce GTX 660 | 4115 |
GeForce GTX 780 Ti | 8573 |
あと,環境・グラボの種類(排熱処理)・測定ソフトによる誤差があります.
(意外と,忘れがちですが…)
あくまで,大まかな目安として見て下さい.
感想
普通に使うなら,コスパもよく良いグラボだと思います.
静音性・価格・性能のバランスでおすすめできます.
(4画面出力を考えている場合には注意が必要ですが)
購入するには,Amazonや,ソフマップが安かったです.
あと,期間限定で,ソフマップも送料無料みたいですよ!
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